海事ワンポイント ~海事代理士の存在意義?!~
- sanwa-office
- 2016年1月4日
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海事代理士がお客様の代理人としてする手続は、官公庁に対するものだけではございません。私が担当をしているお客様が既存の内航船を買船したことに伴い、本日現在、千葉県内航海運組合を通じて日本内航海運組合総連合会へ、構造改善対策賦課金徴収対象船舶申告の手続をしています。
その申告をする前に一度だけ、千葉県内航海運組合へ問い合わせ、当該申告に係る質問をしましたが、そのときの同組合の担当の方の回答内容は「簡にして要を得る」という言葉がピッタリでした。私も事前に質問内容等を整理していましたので、そのやり取りは、テンポの良いショートコントのような感じでした。
おかげさまで、昨年12月28日頃千葉県内航海運組合へ到達したと思われる構造改善対策賦課金徴収対象船舶申告書及び添付書類等は、書類不備等が見当たらず、受理されました。良い予感がしていたのですが、そのとおりになりました。同組合の担当の方には、この場をお借りして感謝申し上げます。
一方で・・・私には和解交渉等の実務経験がありますので、その実務経験に照らし「・・・うーん、この人は、この場限りの無検討な回答しかしていないな」と認めるときは、容赦なく、その無検討な回答に不都合なケースを指摘するなどして、再検討を促します。本日問い合わせた所管の担当者は、一旦そのような無検討な回答をしましたが、制度趣旨に反するという不都合をぶつけたところ、その回答を翻しました。困ったものですが、これがために海事代理士が存在すると言い得るかもしれません(^^;)。
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