業務案内


工事積算
Quantity
事業体が責任をもって請負工事をするためには、材料費や人件費等を合計した直接工事費だけでなく、間接工事費等の諸経費を計上する必要があります。諸経費は、例えば、工事前の準備費、工事後の処分費・事務処理費、通信費などに費消されます。
三和トータルエンジニアリングでは、材料費については仕入値(材料の一部だけを使用する場合は、その割合×仕入値とします。ただし、材料の残部が次回の工事に使用することができないときは、申し訳ありませんが仕入値100%とします)を、電気工事士1日1人を拘束する場合の人件費については2万円を計上し(電気工事士1人の最小単価は4,000円とします。1日6カ所以上の現場で電気工事を行うことは、電気工事士としての職責を果たし安全性を確保することに鑑みると、現実的でないからです)、これらに消耗品費を加えるなどして、直接工事費を算出します。そして、その算出した直接工事費の40%を、間接工事費とします。その他の諸経費としては、例えば、廃品処分費があげられます。
そして、税制上、お客様には、別途、消費税もお支払いいただきます。
<間接工事費について>
間接工事費について、ご納得をいただけないお客様を、時折お見かけします。
弊商会でお請けする工事の殆どが(正確には、私が代表になってからお請けした工事の全部が)、工事の設計・積算業務委託をも兼ねている請負工事です。それだけでなく、請負工事着手後において発覚した特段の事情にも、なるべく日を跨がずに(かつ、その場凌ぎにならないよう熟慮して)対処できるように一定程度準備をして現場に出向きます。
間接工事費は、そのような準備にも充てられるものですので、「(間接工事費を抜きにして)手間賃と実費で」とお願いされても、(厳しい表現ですが)それは、工事業を事業として成立させるために直面する実務的現実を直視しないものといわなければなりません。
私も、会社勤めの方に、月給について間接的にも尋ねることは先ずしません。会社勤めの方の実務的現実の一部を知っていたとしても、所詮「その業界に属さない部外者」に過ぎないからです。このような弊社の企業方針につき、斟酌賜れれば、誠に幸でございます。
<その他>
駐車場代や関係各所への手続費用などの、いわゆる「実費」につきましても、お客様にご負担していただきます。ご了承ください